quote:ドットを食べ続けて幽霊に用心し続ける英雄であるパックマンは,今月25歳になった。ナムコ社の若いデザイナーだった岩谷徹氏が,欠けたピザからインスピレーションを得てパックマンは誕生。米国でも1980年にデビューし,さまざまなライセンス商品を生んだ。ナムコ社はパックマンの出生日を教えてくれなかったが,1980〜87年の間にパックマンのアーケードマシンは29万3822台売れたという。その後も,たくさんのパックマンが登場するゲームがある。「パックマンはテレビゲーム史の重大事件だ」と述べる人もいる。
パックマンが誕生25周年というのもすごいのだけど,それ以上にすごい,というか笑ったのが記事中にあるパックマンハッタンとやら。ワシントンスクエアを中心としたニューヨークの街路で,ひとりのパックマン役と4人のゴースト役が走り回る。離れたところにその5人に指示を出すコントローラー役の人がいて,街路にいるキャラと常時携帯電話で連絡を取る。各キャラは交差点ごとにコントローラー役に連絡を入れ,コントローラー役はボード上のキャラを動かして通った街路のドットを消す。もちろん,パックマンはゴーストに捕まるとゲームオーバー。決められた街路の四隅にはパワーペレット(パックマンが食べると無敵になってゴーストを食べられるようになるドット)があって,パックマンハッタンでは2分間,パックマンはゴーストに捕まっても大丈夫で,逆に捕まえるとゴーストをスタート地点まで戻すことができる。パックマンのコントローラー役はパックマンにどんな情報でも伝えることができ,ゴーストのコントローラー役はほかのゴーストの位置とパックマンが無敵かどうかだけ知らせることができる。というのが公式サイトにあるルールだ。
ドットはひとつ30点で,パワーペレットでゴーストを捕まえると,200,400,800,1600点を得られる。で,公式サイトのハイスコアのページをみると,ハイスコアは42分間で2230点らしい。たぶん1面をクリアするのも大変そうな気がする。つか,公式サイトに写真とか動画があるんだけど,道でパックマンとゴーストが出会ったら単なる追いかけっこになってるな。笑える。
紹介ページ(「ABOUT」)には,GPSやWi-Fiを使いたかったとある。だが,Wi-Fiは広く街中をカバーできてない,GPSは大きいビルがあるような場所できちんと動作しない,操作しやすく安価な装置がなかった,と使用できなかった理由を挙げている。だが街全体をWi-Fiで覆うと云う計画はいくつか動き出しているし(過去記事),なにかそれと連動したGPS装置があれば,完璧なパックマンハッタンが行えるかもしれない。え,パックマンハッタンをやりたい? すみません,わたしは体力が持ちません(^^ゞ。
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